ワキガの原因は?
Reason
01アポクリン腺から分泌される汗が原因です
わきの下にはアポクリン腺とエクリン腺という2種類の汗腺があり、このうちアポクリン腺から分泌される汗にはタンパク質や脂質などが含まれていて、それが皮膚に常在する細菌に分解されることで独特の強いにおいを発生するようになります。
エクリン腺は全身の様々な部分にありますが、アポクリン腺はわき、乳首、陰部などの限られた部分にのみあります。
わきから独特の強いにおいが発生するものをワキガ、乳首から発生するものをチチガ、陰部周囲から発生するものをスソワキガと言い、治療方法は「ワキガに対してはミラドライ」「チチガ・スソワキガに対してはハイドライ」という風に分けられます。
Reason
02ご両親がワキガだと発症する可能性が高くなります
ワキガは遺伝的要因により発症することが多いため、ご両親、または父・母のどちらかがワキガだと子供もワキガになる可能性が高いと言えます。
もし「両親がワキガなので、自分もワキガではないか心配」ということでしたら、一度お気軽に神戸・西宮・芦屋のKOBE美容皮膚科 西宮院へご相談ください。
Reason
03ワキガが発症し始めるのは思春期以降が多いです
ワキガの原因であるアポクリン腺が活発になるのは思春期以降とされていて、それはホルモンの作用がアポクリン腺の働きを活発にするからです。
アポクリン腺は生まれた時からありますが、思春期の頃にホルモンの影響を受けるようになって初めて症状が現れるようになります。
女性の場合、妊娠・出産、生理などの際に女性ホルモンの影響を受けると一時的にワキガが起こることがあります。
反対に女性ホルモンの分泌量が減少する更年期以降は、ワキガの症状が治まることがあります。
多汗症の原因は?
はっきりとした原因はわかっていません
多汗症には大きく原発性のものと、内分泌異常や神経疾患などの合併症として現れるものがあり、原発性についてははっきりとした原因がわかっていません。
交感神経が敏感になっている、ホルモンバランスの乱れなど様々な原因が考えられています。
なお、病気の合併症として現れる多汗症の場合、わきや手の平などの局所に症状が現れることは稀で、多くは全身に症状が現れます(全身性多汗症)。
そのため全身性多汗症である場合、甲状腺機能亢進症(バセドー病)や糖尿病、結核、急性リウマチなどの病気が疑われることがあります。